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●研究の要旨 研究中の標識について解説します
1.本研究の目指す将来像

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研究用資料
●本研究について
 ・分散配置の基本理論

 ・実環境への配置構想

 ・弱者ドライバーの定義と道案内との関係

 ・よくあるご質問(FAQ)
 ・運転CGムービーで記号の効果を体感
 ・シミュレータ運転&意見交換会
●標識について
 ・標識種類や設置、記号化関連資料など
 ・現在の道路、標識体系や将来の方向性
 ・数字で記号化された交差点事例(成田市,鬼怒川,川治)
●道路ネットワークについて
 ・札幌市内格子状街区と標識の関係性
 ・欧米の住居表示、通り名と道案内の関係
●ナビについて
 ・ナビ案内時のドライバーの動作、環境
 ・最新のナビ動向を紹介

 ・観光とナビ、標識の関係
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観光とナビ、標識の関係性について

沖縄でのレンタカーアンケート調査
沖縄の観光情報を網羅したカーナビの開発
外国人観光客に対するドライブ観光の支援について
レンタカーのナビで外国人観光客の行動ルートを追う試み
マップコードによる目的地設定支援
カーナビの多言語化開発およびその支援について
通信式カーナビとレンタカー観光との相性
北米のレンタカー用ナビでの誘導画面の事例
 

地方をレンタカーで観光する際に有効なのがカーナビによる案内。主要観光地への経路案内だけではなく、飲食店や名所などの存在をドライバーに知らせる事にも役立っています。
自動車での観光を推奨する地方自治体では、観光客に告知したい観光情報を、カーナビを通じて行うなどの取り組みを一部始めています。また外国人観光客に対してまでもレンタカーとナビによってドライブ支援を行うなどの試みも行われています。それらを簡単にご紹介します。

 

沖縄でのレンタカーアンケート調査
「沖縄本島でレンタカーを利用する観光客の約半数が道に迷った経験があり、案内標識の充実と渋滞対策を求める声が多いことが、沖縄総合事務局の調査で分かった。レンタカーの大部分にカーナビが装備されていることもあり、目的地周辺の案内標識が不十分で迷うケースが多い。同局では道に迷う観光客の半減を目標に掲げ、市町村など関係機関や民間事業者と連携して案内標識の整備を進めていく考えだ。調査は、観光立県として、年々増えるレンタカー利用者に対応する道路整備の方向性を探るため実施。10か所のレンタカー営業所でアンケート票を2000票配布。回収総数は280票で回収率は14・0%だった」とあります。
「道に迷う」事は、その地域に対しての満足度を下げ、リピーターになりにくくなってしまいます。しかし地域の景観を守るには標識を乱立する事は避けなければなりません。ですので標識+ナビ等、路車が分担してトータルで分かりやすい道案内を実現させていく事が急務となります。
 

沖縄の観光情報を網羅したカーナビの開発
「沖縄観光といえば今日ではレンタカー利用が最も多く、県内中部地域の交通状況の調査では、国道58号通行車両の11%がレンタカーで、つまり9台に1台の割合です。しかしこれまでレンタカー対応の道路政策は誰も考えてきませんでした。そこで、その対策としていくつかのポイントがあります。
一つ目は、来訪者はレンタカーで観光地を巡ることが多いため、はじめての人にもわかりやすい標識が必要です。
二つ目は、レンタカーの場合はホテルに駐車して宿泊するわけですから、ホテル側も広い駐車場を確保する必要があります。
三つ目は道に不案内である訪問者のために、レンタカーにカーナビを標準装備することです。実は、日本で最初にカーナビ付きのレンタカーが登場したのがこの沖縄でした。ただ大雑把な観光ポイントしか表示されないのが問題で、実際に2回目の来訪者ともなると、メジャーな観光地へは行かずに、穴場のマイナーなところへ行くケースが多いのです。そうした情報も網羅した沖縄専用のカーナビシステムを開発したいと考えています。
四つ目として、レンタカー用の、道の混み具合や車線数、シーニックポイントなどを表現した地図の作成を考えているところです」とあります。
このように、自治体とレンタカーナビが連携して観光客への取り組みを行っている自治体がある事は興味深いものです。

参考
沖縄専用の観光情報を網羅したカーナビシステムを開発(沖縄総合事務局)
 

外国人観光客に対するドライブ観光の支援について
「海外からの北海道を訪れる観光客は平成15年度は30万人です。観光の形態も変わってきており、自分で観光地を回りたいという傾向が非常に強くなってきています。韓国でも北海道をドライブしたいという人が増えているという話を聞きました。
海外観光客が道内をドライブしやすくするためには、カーナビゲーションを海外観光客にも使いやすくすることがポイントです。英語版、中国語版などのカーナビを作るのがいちばんいいわけですが、結構お金が掛かるので、日本語のカーナビを海外観光客にとって使いやすくすることが必要です」とあります。
外国人観光客に対しては、日本では一般的には公共交通機関を利用する事を勧めています。→参考はこちら
しかし本来、彼らも自動車で好きな所に行けるのが好ましい姿であり、北海道の取り組みは注目すべきものです。カーナビの多言語化は地図のデータ量からいって難しい事が多く、マップコードの活用や記号による経路案内など、日本語版を有効に活用できる環境整備が有効かと思います。

参考
外国人旅行客に対するドライブ観光への支援について (北海道開発局)

レンタカーのナビで外国人観光客の行動ルートを追う試み
「カーナビに搭載される全地球測位システム(GPS)を使って、新千歳空港を訪れた外国人観光客の行動ルートを追跡する試みを、JTB北海道営業本部と北海道開発局が進めている。移動範囲を生データとしてつかみ取り、旅行商品の開発やサービスアップに役立てる狙いだ。すでに昨年、韓国人観光客の動きを追ったのをはじめ、シンガポールからチャーター機で来る160人にモニターになってもらう」とあります。

参考
レンタカーGPSによる行動ルートの追跡(北海道開発局)
 

マップコードによる目的地設定支援
「主に外国人旅行客向けに、レンタカーを借りてドライブする上での留意事項、北海道の道路網やシーニックバイウェイ北海道・道の駅の紹介、道央圏を中心とした主要な地域・都市のマップを景観ポイント・観光地のマップコードとともに紹介している情報です。英語版・日本語版をご用意しています」とあります。日本人だけでなく、外国人観光客へ積極的に運転を支援している事が分かります。

参考
外国人旅行客向けドライブ情報(英語版)
(北海道開発局)
北の道再発見〜おすすめ情報が満載(北海道開発局)
 

カーナビの多言語化開発およびその支援について
PDA型で市販されているものでは、日米中の三か国語で表示、案内が可能なカーナビがあるようです。また北海道ではカーナビ地図の多言語化に向け開発を検討もされているようです。

参考
三か国語で音声案内するPDA型のグランマップナビ(MAPNET社)

通信式カーナビとレンタカー観光との相性
「ニッポンレンタカーは通信を利用して常に最新の地図&情報が利用できるスグレモノのAirNaviを搭載。北海道オリジナルコンテンツを採用しているからどこへ行くのも思いのまま」とあります。
通信式のナビであれば、自治体が推奨するポイントや道路を即時に更新でき相性が良いでしょう。ただし北海道のような広大な地域の場合、通信圏外という問題があります。

参考
北海道ドライブをAir Navi付ニッポンレンタカーで体感しよう
(ニッポンレンタカー北海道)
 

北米のレンタカー用ナビでの誘導画面の事例
マゼラン社のHD式ナビでの誘導画面をご紹介します。Hertz社などのレンタカーでオプションとしてレンタルする事が可能。地図は道路と道路名のみ表示するシンプルなもの。日本語や英語などの7か国語に対応するのが大きな特徴。画面はコントローラーと一体式なので小さいが、HD部分はトランクに収納しています。

●画面が小さいので、多量の情報を表示しない誘導方法が必要である


モニター付コントローラー