交差点記号化研究グループのサイト
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●研究の要旨 研究中の標識について解説します
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研究用資料
●本研究について
 ・分散配置の基本理論

 ・実環境への配置構想

 ・弱者ドライバーの定義と道案内との関係

 ・よくあるご質問(FAQ)
 ・運転CGムービーで記号の効果を体感
 ・シミュレータ運転&意見交換会
●標識について
 ・標識種類や設置、記号化関連資料など
 ・現在の道路、標識体系や将来の方向性
 ・数字で記号化された交差点事例(成田市,鬼怒川,川治)
●道路ネットワークについて
 ・札幌市内格子状街区と標識の関係性
 ・欧米の住居表示、通り名と道案内の関係
●ナビについて
 ・ナビ案内時のドライバーの動作、環境
 ・最新のナビ動向を紹介

 ・観光とナビ、標識の関係
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ナビ誘導時のドライバーの動作、環境

ナビの右左折案内時のドライバーの行動を整理する
カーナビによるルート経路誘導時、一般道では曲がるべき交差点の約600m手前から右左折の案内を開始します。それまでは現在地を中心とした地図表示であったものが、600m手前からは曲がる交差点の情報を中心に表示し始めます。
ドライバーの立場から見て、交差点で実際に右左折するまでの間にどのような情報が提示され、どのような行動が必要になるのかを整理してみます。
 

曲がるべき交差点の1km手前など
カーナビは現在位置を表示しており、曲がるべき交差点は画面内にないのが一般的です。曲がる「交差点名」を画面端に表示しておく機種もあり、その場合それのみは事前に知っておく事ができます。
(右の機種の場合「駒沢公園」と画面下に表示されています)
 


直線走行時のナビ画面例
 

交差点の700m手前〜
多くの機種では、ナビの音声案内で「この先700m先を右方向です」などと案内を開始し始めます。
700m手前である理由は、この段階で右折なのか左折なのかを知り、ダブルレーンチェンジを行っても交差点までに間に合う距離である事です。従って与えられる情報は以下の二つ

 ・交差点までの距離
 ・曲がる方向

右の機種では、通常地図のままで右上に
 「曲がる交差点までの距離」
 「曲がるべき交差点名」
 「次にさしかかる交差点名」
の順に表示されています。


 

交差点の300m手前
多くの機種では、音声案内で「この先300m先を右方向です」などと再度案内を行います。同時に右のように2画面表示となり、現在位置を示す画面と交差点拡大画面によって「曲がる交差点」付近の情報を立体的に表示します。
300mではランドマークが見え始めているだろう距離である事から、拡大画面では、交差点までの距離と交差点名、交差点周囲の建物などの目安(以降ランドマークとよぶ)が表示され「その交差点」についての情報を把握するのです。

 ・390m 先の交差点だな(数値は刻々と変わる)
 ・たまプラーザ駅前派出という名だな
 ・ファミリーマートの手前だな

ただ実際はドライバーから交差点が見えているとは限らないので、曲がるべき交差点の情報を記憶する段階と言えるでしょう。しかし一秒以上の画面注視は道交法で禁止されています。
 


交差点拡大画面と現在位置画面の2画面表示の例
 

交差点の300m手前
国道等を通行している場合、交差点の300m手前などで、右のような案内標識がある場合があります。予告案内標識<108-A> というものです。ナビの誘導と関連はありませんが、この標識では「その交差点」の情報を以下の二つで知らせています。

 ・300m先という距離
 ・交差する道路の情報(211号線)


予告案内標識<108-A>
の例
 

交差点の150m手前
国道等を通行している場合、交差点の150m手前などで、先の予告案内標識と同じ表示の、交差点案内標識<108-2A>が表示される場合もあります。

 ・交差する道路の情報(211号線)

この先で現れる交差点が複数ある場合、どの交差点がそれなのか確定できず混乱する場合があります。


予告案内標識<108-2A>
の例
 

交差点の100m手前
この程度の距離で、曲がるべき交差点は見えている場合もありますが、曲がり角等によって見えない場合もあります。見えていても、交差点や信号灯火自体は見えてはいても「交差点名」はこの距離でも判読できる場合は多くないと推察できます(特に夜間や雨天時)なので、これかな?という推察の域を出ていない段階といえます。
ドライバーにとってはこの距離で曲がるべき交差点が確定できていることが心理的な余裕につながると考えられえるので、この段階で曲がる交差点はこれだ!と確定できる目印が望まれます。

機種によっては、案内音声で「この先”たまプラーザ派出所東側”を右方向です」や「この先コンビニの手前を右方向です」などの誘導を行うものもあります。
 


連続する交差点の例

交差点の100m手前
カーナビは、アラームや音声「ここを右方向です」などと、ここで曲がるように!という最終案内を行うのがこの距離です。100mなのは、交差点名が読める距離だろうという理由からです。しかし実際は判読距離実験などから、交差点名が読めない事も多く問題となっています。
しかしこれ以上近くで最終案内を行う事は、突然の指示となり危険だと考えられます。またナビ自体の自車位置誤差もあるので確実ではありません。
なるべく余裕をもって事前に交差点を見つけておきたい、というドライバーの心理を理解しておく必要があるでしょう。


60m手前での誘導画面の例
 

交差点の50m手前=停止線からは30m手前
一般的な交差点では、停止線は交差点中心から20mほど手前にありますので、50m手前=停止線から30手前とします。
停止線30m手前は、右左折のための安全確認、ウインカー操作などを行う事が法で定められています。右左折する交差点は完全に把握しているという前提なのです。
しかし夜間の暗い交差点では、この距離でも「交差点名」が読めない場合もあります。

また108系予告案内標識が示す交差点がここである確認できるものは何一つありません。交差道路標識がある場合確認になります。


夜間の交差点と主要地点標識の例

 

交差点の15m手前=停止線から0m=標識まで30m
「交差点名」を記した主要地点標識は、交差点奥の信号機に付けられているため、停止線から20〜30m離れた位置にあります。標識の判読距離が60mであっても、停止線からは30mしかない事になります。


ランドマークであったファミリーマートの看板が
ドライバーにとって必ずしも予想した場所にある訳ではない